2019年度関西中学入試『難関校倍率速報』

1月17日までに数値が確定している難関校倍率(2019年度)を列挙します。

受験生保護者の皆様、ご参考になさって下さい。

 

※前年比較だけでは参考にならないと思いますので、直近4年分の出願数もデータとしてまとめます。

2016年度→2017年度→2018年度→2019年度(倍率)

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【大阪】

大阪星光学院:741→683→763→769(4.0倍)

四天王寺:609→519→634→711(医志14.7倍)

関西大学:73→106→109→96(1.6倍)

高槻:411→494→573→614 ※男子376 女子212(男子3.4倍 女子3.9倍)

同志社香里:401→407→468→522 ※男子275 女子247(男子2.9倍 女子2.6倍)

 

【兵庫】

甲陽学院:395→382→423→411(2.1倍)

灘:656→683→735→731(4.1倍)

六甲学院:310→334→255→276(1.9倍)

神戸女学院:255→260→249→262(1.9倍)

関西学院:280→292→304→334※男子197 女子137(男子2.1倍 女子3.0倍)

 

【京都】

東山:83→363→388→420(ユリーカ21.1倍)

洛星:446→501→480→470(2.6倍)

同志社:482→471→494→430(2.0倍)

洛南高等学校附属:857→871→880→910(3.3倍)

立命館:201→225→193→241(AD8.8倍)

 

【奈良】

東大寺学園:884→947→965→934(5.3倍)

西大和学園:1497→1315→1262→1271(5.8倍)

 

上記のデータを見て、悲観したり楽観したりする必要はありません。

冷静に直近4年間の出願者数を確認し、2019年度はどういう位置関係にあるのかを客観的に把握しておきましょう。

 

 

子ども達は受験生としてできることを最後まで。

保護者の皆様は大人としてできることを最後まで。

 

イデアスポット京都校

代表 竹山隼矢

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関西中学受験における『県外入試』

関西の私立中学校の2019年度統一入試日は1/19(土)。

1/19(土)を初戦としないようにするため、多くの受験生は県外入試を受験します。

※県外入試とは→12月・1月上旬に受験可能である入学試験

《例》海陽中・愛光中・函館ラサール中・北嶺中・岡山白陵中 etc…

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あくまで "第一志望校受験の練習" という位置付けでの受験となると思いますが、本番の空気感を感じることができる貴重な機会であることは間違いありません。

結果はいかがでしたでしょうか?

 

どちらの結果であれ、「なぜこの結果になったのか?」と分析しましょう。

合格にも不合格にも必ず理由があります。

県外入試をする一番のメリットは、直近の自己分析を具体的にできることかもしれません。

明確な結果(合否)が目の前にあり、問題用紙が手元にある。

模擬試験の数値分析とは別視点での自己分析が可能ですね。

 

もし、県外入試を受験し、合否で一喜一憂しただけの状態であれば、ぜひ1/19(土)までにちらっと振り返って自己分析しておくことをお勧めします。

良き結果に繋がりますように。

 

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代表 竹山隼矢

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2019年度中学入試受験校選択傾向(模擬試験受験状況より)

模擬試験の受験状況から2019年度の受験校選択の全国的な傾向を分析してみましょう。

 

【前提条件】

公開模試にはそれぞれ受験者の学力層や志望校の志向性があります。

四谷大塚・希・馬渕・サピックスは難関校志向、五木駸々堂模試・首都圏模試は中堅校志向、日能研模試はその中間といわれます。しかし、実際には日能研模試でも難関校を希望する受験生が少なくありません。

今回は、全国的な傾向を捉えるために、首都圏3大模試(四谷大塚日能研・首都圏模試)にサピックスを加えた動向を中心に分析していきます。

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サピックス四谷大塚も昨年に続いて今年も受験生が増えていますから、難関・上位校志向が強くなっていることがわかります。首都圏模試についても1.5%増ですから、中堅校志向は、少しは上がっているものの、難関・上位校志向に比べるとその勢いは小さいことがわかります。

→2019年度中学受験生の志向は?

 

《男子》

昨年とあまり変わらない状況ではないかと考えられます。男子はもともと難関・上位校志向や有名大学附属校志向が強いことから、今年も同様の志願動向が考えられます。

 

《女子》

昨年よりも女子の模試受験者数が大きく増えていますが、その中でも日能研模試受験者が大きく増えています。サピックスも大きく増えているようです。前述のように四谷大塚サピックスは難関校志向、日能研模試は四谷大塚サピックスと中堅校志向の首都圏模試の中間的な性格ですが、それでも難関・上位校を志望校として書いている受験生が多いこと、首都圏模試も増えているものの各模試の中では一番増加数が少ないことから、やはり女子も難関・上位校志向や有名大学附属校志向が強いことがうかがえます。

 

首都圏動向を中心に全体分析を行いましたが、関西圏も同様であると考えられます。

※女子大学附属の私立小学校が多い京都市では、女子受験者の増加が単純にあてはまらない可能性があります。

 

模擬試験の分析から分かることは、あくまで一般入試受験生の動向です。一般入試は小細工なしの基礎学力を指標として計られる試験ですから、偏差値が一番の判断材料であることは間違いありません。

そして、様々な合格方法が生み出されてきている現在においても、一般入試が中学受験の王道であることは変わりません。

 

何を成すにも基礎学力を疎かにしてはいけません。基礎学力を力強くのせるための基盤作り、小学校低学年時にできているでしょうか?

その部分は成績数値としては表れにくい部分ですが、高学年時に大きな差となって突如顔を出してくるものです。

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2019年度中学入試、全ての受験生が進学後にもっとも成長を遂げられる学校を選択できることを願っております。

 

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代表 竹山隼矢

中学受験進学塾の新年度は2月から

中学受験進学塾では新年が明けると、すぐに新しい年度が始まります。

イデアスポットの学習塾部門である、会員制難関受験専門塾『エリオ(elio)』では2月より新学年授業を開始します。

 

なぜ学校よりも早いタイミングで学年が上がるのか。

理由はとてもシンプルで、関西中学入試・首都圏中学入試を中心に、中学入試が1月・2月上旬に実施されるからです。

カリキュラムを1月末として指導を実施するためには、2月スタートとする必要があるのです。

※中学受験での合格を一つの目標とするわけですから、1月末までに仕込み終わることが必須。

 

難関受験へ早めのスタートを切って頂くために、関西のエリオ(elio)では2月特別体験を実施致します。

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新年度塾選びのラストチャンスとなりますので、ぜひこの機会にエリオ(elio)の指導を体感して頂ければと思っております。

 

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【エリオの強み】

① 難関指導実績が豊富な選抜されたプロ講師陣

elioの講師は、最難関合格実績を持つ選抜された講師です。難関合格は偏差値とにらめっこしていても生まれません。生徒の可能性を引き出す力は合格指導の経験で培われます。お子さま一人ひとりの能力や性格を見極め、合格へ向かう力を最大限に引き出します。

 

② 会員制の少人数定員制

既存の塾指導を超える。本物にこだわる。だからelioは会員制を採用しました。生徒たちとの距離感を大切にするために設計された教室。生徒たちの得意不得意はもちろん、学校別カリキュラム、入試演習後のフォローなど、少人数定員制だから細かいところまで指導できます。

 

③ エリオ独自の発展型教材

中学受験合格に最適な教材と言われる、四谷大塚の『予習シリーズ』を主教材として指導。さらにelioでは、各科目の「elioオリジナル教材」で個々それぞれに合わせた発展型の添削指導を行っています。長年経験を積んだプロ講師たちが独自に作りあげた受験のバイブルです。

 

④ オーダーメイドの弱点補強プリント

難易度の低いものから高いものまで、あらゆるレベルの問題を11万問以上保有しています。その中からelioの講師が問題を厳選し、お子さまに最適な課題を最適なタイミングで提供することで、効率的かつ効果的な学習が可能となります。“全てがオーダーメイド”それがelioの指導です。

 

問題量・学習時間をむやみに増加させるスタイルでは決してありません。

適切な分量を適切なタイミングで実施することで、効率的に効果的な学習を実現します。

 

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代表 竹山隼矢

2019年度 関西中学入試における『英語』②

前回の記事では、合否判定に英語を活用している学校を列挙しました。

今回の記事では、「英語を活用し、"算数なし"で中学受験可能な学校」を整理してお伝えできればと思っております。

 

ご存知の通り、『中学受験算数』は特殊教科です。

合否を左右する教科であり、かつ対策に時間がかかります。

 

子育ては何が起こるか分かりません。

例えば…

英語を一生懸命習い事として頑張っていたお子様が、「◯◯さんが中学受験するみたいだから、私もやる!」と小学6年生になって突然言ってきたとき、どのように対応しますか?

 

「今からだと無理よ!」はかつての答え方かもしれませんね。

受験方法が増えた今、「そうねぇ、あなたならこんな受験が可能かもしれないわ!」と答えることができます。

スマートに対応し、お子様の未来を拓くため、この記事の情報をご活用下さい。

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大阪府】(7校)

金蘭会・梅花・プール学院・アサンプション国際・追手門学院・香里ヌヴェール学院・常翔啓光学園

 

兵庫県】(4校)

神戸国際・松蔭・百合学院神戸龍谷

 

京都府】(2校)

京都聖母学院・ノートルダム女学院

 

滋賀県】(1校)

光泉

 

※詳細については各学校のHPにて募集要項をご確認下さい。

 

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2019年度 関西中学入試における『英語』①

【前提】

合否の判定基準として、関西中学入試における『英語』という教科の立ち位置は2つあります。

①入試科目に英語を課す

②資格(英検など)を判定に加味・優遇する

 

全体としては実施校数が増え、2018年度は①②の延べ校数は54校でしたが、2019年度は76校となりました。

2015年度の延べ校数と比較すると約12.7倍となり、新たな合格方法として確立されたと言えるでしょう。

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〜2019年度 関西中学入試〜 ※赤太字は2019年度より導入

【入試科目に英語を課す】

京都府《8校》

京都聖母学院、平安女学院、大谷、京都学園、京都文教、同志社国際、花園、ノートルダム女学院

 

大阪府《14校》

大阪薫英女学院、大阪信愛学院、梅花、プール学院、アサンプション国際、追手門学院追手門学院大手前賢明学院、香里ヌヴェール学院、常翔啓光学園、高槻、羽衣学園箕面自由学園金蘭会

 

兵庫県《8校》

小林聖心女子学院、神戸国際、松蔭、親和、神戸龍谷滝川武庫川女子大学附属百合学院

 

奈良県《2校》

奈良育英西大和学園

 

滋賀県《2校》

光泉立命館守山

 

【資格(英検など)を判定に加味・優遇する】

京都府《6校》

大谷、京都橘、京都文教、龍谷大学付属平安ノートルダム女学院京都学園

 

大阪府《23校》

大谷、城南学園、相愛、プール学園、追手門学院追手門学院大手前大阪国際大和田、大阪青陵、香里ヌヴェール学院、常翔学園、清教学園、清風南海箕面自由学園早稲田摂陵清風アサンプション国際大阪学芸中等教育関西大倉金光大阪四条畷学園常翔啓光学園浪速山学院

 

兵庫県《10校》

滝川、報徳学園、愛徳学園、神戸国際、松蔭、武庫川女子大学附属、百合学院神戸龍谷東洋大学附属姫路、雲雀丘学園

 

奈良県《3校》

育英西、奈良学園登美ケ丘、西大和学園

 

西大和学園が英検2級50点・準1級75点・1級100点の加点

滋賀県での英語選択入試導入がついに開始

大阪府で加点校が大幅増加

以上3点が2019年度関西中学入試(英語)のトピックです。

 

正面からぶつかるだけではなく、新たな制度を利用して子ども達の強みを前面に出してあげることも、中学入試対策において大切なことです。

難関校であればあるほど、求められる英語力は当然高く設定されているので、『英語という教科にどれくらい時間をかけるのか』はお子様の現在の学年を加味し、戦略的に考える必要があります。

一般入試と同時並行で考えるのであれば、『小学5年生までに英検◯級』という目標設定があるとよいですね。

※身近に文法事項を自然に体に入れることができるオンライン英会話システムがない場合は、『小学4年生までに英検◯級』という目標設定をして下さい。

 

 

英語を活用した中学受験を検討されている全てのご家庭の参考となりますと幸いです。

 

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ウォーミングアップ計算・逆算プリント

イデアスポットでの計算力・逆算力のトレーニングは、こちらのプリントで行います。

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情報処理力はいつでも身につけることができますが、とにかく早い段階で身につけ始めましょう。

理由はとても簡単。情報処理力は先取り可能だからです。礎の構築は早ければ早いほど良いのは言わずもがなです。

計算や漢字を一生懸命頑張ることは、今までも、これからも大切なことですね。

※残念ながら論理的思考力は先取りが不可能ですので、学齢に合わせて適切に深めた学習を進めることが必要です。焦ってはいけません。

 

イデアスポットではご家庭でも練習できるよう、プリントデータにプログラムを組み込みました。

それが『ウォーミングアップ計算・逆算プリント』です。

 

ボタンを押せば問題の数字がランダムに変化し、それに伴い解答の数字も変化する仕組みです。

「授業前」「家庭学習用」など、シーンを選ばず、かつ無限に同レベルのプリントの量産を可能とするプログラミングは教育においてもやはり有効ですね。

プログラミングは間接的にも子ども達の教育に寄与しているのです。

 

いつでも、いくつでも、準備できます。

塾生の皆さん、きっちりと基盤を固めましょうね。

 

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