2019年度 関西中学入試における『英語』①
【前提】
合否の判定基準として、関西中学入試における『英語』という教科の立ち位置は2つあります。
①入試科目に英語を課す
②資格(英検など)を判定に加味・優遇する
全体としては実施校数が増え、2018年度は①②の延べ校数は54校でしたが、2019年度は76校となりました。
2015年度の延べ校数と比較すると約12.7倍となり、新たな合格方法として確立されたと言えるでしょう。
〜2019年度 関西中学入試〜 ※赤太字は2019年度より導入
【入試科目に英語を課す】
・京都府《8校》
京都聖母学院、平安女学院、大谷、京都学園、京都文教、同志社国際、花園、ノートルダム女学院
・大阪府《14校》
大阪薫英女学院、大阪信愛学院、梅花、プール学院、アサンプション国際、追手門学院、追手門学院大手前、賢明学院、香里ヌヴェール学院、常翔啓光学園、高槻、羽衣学園、箕面自由学園、金蘭会
・兵庫県《8校》
小林聖心女子学院、神戸国際、松蔭、親和、神戸龍谷、滝川、武庫川女子大学附属、百合学院
・奈良県《2校》
・滋賀県《2校》
光泉、立命館守山
【資格(英検など)を判定に加味・優遇する】
・京都府《6校》
大谷、京都橘、京都文教、龍谷大学付属平安、ノートルダム女学院、京都学園
・大阪府《23校》
大谷、城南学園、相愛、プール学園、追手門学院、追手門学院大手前、大阪国際大和田、大阪青陵、香里ヌヴェール学院、常翔学園、清教学園、清風南海、箕面自由学園、早稲田摂陵、清風、アサンプション国際、大阪学芸中等教育、関西大倉、金光大阪、四条畷学園、常翔啓光学園、浪速、桃山学院
・兵庫県《10校》
滝川、報徳学園、愛徳学園、神戸国際、松蔭、武庫川女子大学附属、百合学院、神戸龍谷、東洋大学附属姫路、雲雀丘学園
・奈良県《3校》
① 西大和学園が英検2級50点・準1級75点・1級100点の加点
② 滋賀県での英語選択入試導入がついに開始
③ 大阪府で加点校が大幅増加
以上3点が2019年度関西中学入試(英語)のトピックです。
正面からぶつかるだけではなく、新たな制度を利用して子ども達の強みを前面に出してあげることも、中学入試対策において大切なことです。
難関校であればあるほど、求められる英語力は当然高く設定されているので、『英語という教科にどれくらい時間をかけるのか』はお子様の現在の学年を加味し、戦略的に考える必要があります。
一般入試と同時並行で考えるのであれば、『小学5年生までに英検◯級』という目標設定があるとよいですね。
※身近に文法事項を自然に体に入れることができるオンライン英会話システムがない場合は、『小学4年生までに英検◯級』という目標設定をして下さい。
英語を活用した中学受験を検討されている全てのご家庭の参考となりますと幸いです。
イデアスポット京都校
代表 竹山隼矢