2020年度 関西中学入試⑤(神戸女学院中等部)
私立中学校入学予定者には、それぞれの学校から「入学前課題」が配布されている頃かと思います。
今回は関西の名門女子校である神戸女学院中等部の入学前課題に注目してみましょう。
課題を知らせるプリントは以下のような文言で始まっています。
合格おめでとうございます。
皆さんがこの神戸女学院中高部で過ごす6年間は、12歳から18歳
まさに人生の黄金の時です。毎朝の礼拝、日々の学習、放課後のクラブ活動、そしてたくさんの行事など、岡田山で得られるあらゆる経験を糧として、大きく成長してください。
しかしそうした学校生活を支えるのが、毎日の家庭学習であることは言うまでもありません。特に、英語の授業は毎日あり、新しい単語がどんどん登場します。そしてそのスペルを覚えるのは自分自身です。また数学の進度も早く、自分で演習をして考えることをしなければ授業についていけません。もちろん他の教科でも復習や課題をきちんと行わなければ、定期考査前の一夜漬けでは絶対に追いつきません。家庭における学習習慣を中学1年生の間にきっちりと身につけておくことが、その後の女学院生活を有意義なものにするために絶対に必要なことなのです。
入学前に課題を出します。読書と、数学の予習です。どちらの課題も皆さんが中高部での第一歩をスムーズに踏み出すためのものです。
家庭学習の習慣づけのために、計画を立てて取り組んでください。
考え方を書かせる入試を徹底している関西で唯一の学校です。
偶然合格することもなければ、偶然不合格になることもない中学校です。
入学者(合格者)は誰が見ても優秀な子ども達ばかりでしょう。
家庭学習をある程度自律的にできるレベルに達していないことには合格を掴めません。
それでもなお、入学者の家庭学習方法を洗練するのが伝統校です。
「どんなやり方でもいいですよ」というアバウトなことは一切せず、過去の成功例(先輩達)から導かれた手法を共有されます。
以下の通りです。
ここまで細かく指定する学校は稀かもしれませんが、全ての中学生の参考になるモデルノートです。
自身の学習に『神戸女学院メソッド』を取り入れてみてはいかがでしょうか?
イデアスポット(idea spot)
代表 竹山隼矢