『マイクロスクール』とは②
【なぜいま日本で「マイクロスクール」なのか】
昭和・平成を振り返ると、急速な経済成長を実現するためには、社会のみんなが高度な知識をより多く身につけることが重視されてきました。教育者はより多くの知識を詰め込んだ教材を作り、学習者は時間をかけて暗記する。その結果、確かに日本の教育水準は短い期間で飛躍的に向上し、国力を高めることに繋がりました。
しかし、その後のテクノロジーの進歩によって、誰もが容易に情報にアクセスできるようになり、教育における知識そのものの価値は相対的に小さくなりました。
令和という新時代に教育機関に求められるのは、高い学習効率、すなわち、短い時間で効率よく学習できる環境を提供することです。
一人ひとりの子どもの違いに合わせて「いま、何を、どの様に学ぶべきか?」という学習プロセスを最適化し、結果、自分の頭で答えを出せる力を、圧倒的に短い時間で自分のものにする。受験の成功といった進学で結果を出すことは勿論、その先に社会で活躍することも見据えて、子どもの学習プロセス全体を学習効率の観点からコーディネートできることが必要です。
これを、世界的なマイクロスクールの考え方では、"Leaner Agency"すなわち「学習者の代理人」といいます。
より質のいい知識や考え方を伝えて「学ばせる」ことの技術はもちろんですが、一人ひとりの特性や能力、学習の理解度などを正確に把握した上で、子ども本人の代理人として、いつなにを学ぶのか、「学びの体験全体をコーディネートする技術」が、これからの時代の教育者の前提となります。
◇一人ひとりの特性や能力、学習上の理解度をしっかりと把握する
◇時代の変化を読み解き、学ぶべき内容を常に取捨選択し続ける
この両方の専門性を発揮することで、高度に個別化された教育を提供するのが、日本のマイクロスクールの先駆けであるイデアスポット(idea spot)の目指すところです。
イデアスポット京都校
代表 竹山隼矢