『客観的なデータ』に基づく教科指導
教育とは奥深く、何が是で何が非なのか、判断はしづらいものです。
同じ手法で教育を施したとしても、子ども達によって成長度合いが異なることは、皆様もご存知の通りです。
今までも、これからも、ずっと同じことが続き、「こうすれば全員劇的な変化が起きます!」といった教育手法は決して生まれてこないと私は考えています。
【イデアスポット全体として】
教育の選択肢の多さは最重要です。
我が子に授ける教育を選択するのは保護者の皆様ですが、2つの選択肢から選ぶのと、5つの選択肢から選ぶのとは全く違う話です。
イデアスポットは、京都に"教育の選択肢を増やす"ということを優先し、今まで京都にはなかった教育プログラム・教育環境を提供しております。
同じ教材・同じキットを使用している学習塾や教育機関は他にもあるかもしれませんが、他教材との連動のさせ方や、講師の選定基準など、緻密に組まれた仕掛け部分で決して真似できない唯一無二の教育を提供している(選択肢を増やしている)と自負しております。
【イデアスポットの教科指導】
今回は教科教育の部分に関して、イデアスポットが提供する
"『客観的なデータ』に基づく教科指導"をご紹介します。
まずは、こちらをご覧ください。
合格に理由があるように、不合格にも理由があります。
成績が上がることに理由があるように、成績が下がることにも理由があります。
「なぜ合格したのか?」「なぜ不合格になったのか?」
「なぜ成績が上がったのか?」「なぜ成績が下がったのか?」
その場の感情や雰囲気で、この部分をないがしろにしてはいないでしょうか?
そして、分析したとしても、その分析はデータに基づいているのでしょうか?
同じ点数であったとしても、「×」だったのか「空欄」だったのか、によっても指導者のアプローチは変わるはずです。
とても細かく手間のかかる非効率的な作業であると見られますが、この部分をAIなどに任せるつもりは一切ありません。
理由までブラックボックスに入れて、それが「効率的だ」と私は思わないからです。
「こういう理由(数値やデータ)で成績が上がった(下がった)と予測されます。ご家庭ではこの時期何か変化がありましたか?」
「そういえば、この時期に…」
「なるほど、それは関係しているかもしれませんね。」
というような会話を教育機関と本人とご家庭が『理由』を互いに握り合いながら、二人三脚で対策を練るということが必要であると考えております。
理由のない成績向上には意味がありません。
他のことに活かせないからです。
提供している授業自体は、プロ講師が施す「受験に対しての教科指導」ですが、
子ども達には、我々が提供する教科教育から《生きる力》を学んでほしいと思っております。
イデアスポット京都校代表
竹山 隼矢
海陽中等教育学校【特別給費生入試】算数に関して
海陽中等教育学校は、トヨタ自動車・JR東海・中部電力などの中部財界の力を結集し、200億円以上をかけて設立された全寮制の中等教育学校です。
特に特別給費生入試は合格者約20名という狭き門となっており、2018年度入試では399名の受験生が挑戦しました。※倍率は約20倍
受験会場は仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇と複数準備されているため、全国からトップクラスの受験生が前哨戦として受験します。
2018年度入試の算数は、大問によって関西色・関東色が色分けがされており、公平な印象です。
有名どころで表現すると、灘を受験する子ども達も開成を受験する子ども達もフラットな勝負です。
大問1:関西色が強い
手を動かしつつも、知識を持っていると時間を短縮できたり、発想が必要であったりする問題が集まっていました。
「13×11×7=1001」テキストには載らない13の倍数の見分け方などにも興味を持って周辺知識を持っている受験生は時間をかけずにクリアできる問題もありました。
平面図形は外付け補充できないと、納得して進めませんね。
大問3:関東色が強い
立体の切断と聞けば、ありきたりな問題のように聞こえますが、開成中学校の対策をしていた受験生は「見たことあるな…」と感じたかもしれません。
(3)の"レーザー光線で直線を引いたとき"の問題は、(1)と連動させることができるかどうかです。
シンプルにスマートに解きましょう。(解き方も関東らしく)
大問2・4:その場での対応力を見る問題
学んでいる都道府県で差が出る問題ではありません。
手を動かして、整理して、論理的に説明できるかどうか。
スピードも要求されますから、日頃からワザに頼っていると厳しいかもしれません。
『なぜこの公式や理論が成り立つのか?』と常に疑問を持ち、
『知りたい』という欲を、
『調べる逞しさ』に繋げられるような指導が、
教育現場では必要とされていますね。
関西中学受験・関東中学受験の両方を熟知している目で、問題を客観的に見てみました。
イデアスポット京都校代表
竹山隼矢
関西中学入試における『英語』②
前回よりもさらに細分化してまとめていきます。
合否の判定基準として、関西中学入試における『英語』という教科の立ち位置は2つあります。
①入試科目に英語を課す
②資格(英検など)を判定に加味・優遇する
〜2018年度関西中学入試〜
【入試科目に英語を課す】
・京都府(7校)
京都聖母学院、平安女学院、大谷、京都学園、京都文教、同志社国際、花園
・大阪府(13校)
大阪薫英女学院、大阪信愛学院、梅花、プール学院、アサンプション国際、追手門学院、追手門学院大手前、賢明学院、香里ヌヴェール学院、常翔啓光学園、高槻、羽衣学園、箕面自由学園
・兵庫県(6校)
・奈良県(2校)
【資格(英検など)を判定に加味・優遇する】
・京都府(4校)
大谷、京都橘、京都文教、龍谷大学付属平安
・大阪府(11校)
大谷、城南学園、相愛、プール学園、追手門学院、追手門学院大手前、大阪国際大和田、大阪青陵、常翔学園、清風南海、箕面自由学園
・兵庫県(10校)
滝川、報徳学園、愛徳学園、神戸国際、松蔭、武庫川女子大学附属、百合学院、神戸龍谷、東洋大学附属姫路、雲雀丘学園
・奈良県(1校)
奈良学園登美ケ丘
中学受験の勉強と同時並行で英語の勉強をすることは、首都圏では不可能に近いかもしれません。
しかし、3教科受験(算・国・理)が主流である関西では、英語が入り込む隙間があることは事実。
"英語を含めた中学受験"が関西で独自の発展をする可能性があります。
少なくとも、首都圏よりも英語に比重のかかった受験が実現する可能性は高い。
小学生が英語学習をする際に優先すべきこと
小学生が英語学習をする際に優先すべきことは一体何でしょうか?
英語を『書く』ことでしょうか?英語を『話す』ことでしょうか?
英語を『読む』ことでしょうか?英語を『聞く』ことでしょうか?
「英語は書いて学習することが王道だ!」
「最終目標は話せることだから、スピーキングからやるのが正解だ!」
「英字新聞で学習することが近道だ!」
「耳から英語をずっと聞いていれば、英語はできるようになる!」
などなど、英語学習に関しては極論が交わされているように感じます。
どれもこれも押し付けがましい意見だと思いませんか?
子ども達は十人十色で、学び方もそれぞれです。
書くことが楽しいと感じる子もいれば、話すことが楽しいと感じる子もいる。
読むことが楽しいと感じる子もいれば、聞くことが楽しいと感じる子もいる。
難しいテクニカルなことではなく、楽しんで学習しているかどうかが大切なのではないでしょうか。
五感の鋭さは人によって違います。
聴覚が鋭い子もいれば、視覚が鋭い子もいます。
口が達者な子もいれば、引っ込み思案な子もいます。
全員を一括りにして「これが英語指導の正解だ!」なんて正しいはずがありません。
好きこそ物の上手なれ
学習において、このこと以上に優先されることはないのではないでしょうか。
※写真は全てオンライン英会話システム『オレコ(OLECO)』の生徒画面です。
赤ペンが先生、青ペンが生徒。
画面から楽しんで学んでいることが分かります!
学習内容だけではなく、学ぶ環境もデザインする
小学校低学年時と高学年時では、保護者の皆様が見たい"我が子の姿"が違うのではないかと感じています。
同時に、子ども達が保護者の皆様に見せたい"自分の姿"も違うと感じています。
低学年時:無邪気にチャレンジする姿を見たい、見せたい!
→子ども達が親御さんに、やっていることをすぐに見せられる環境を作る
→親御さんが子ども達がやっていることを気軽に見れる環境を作る
⇒おしゃれで開放的な空間
高学年時:できるところを見たい、見せたい!
→子ども達の学びのスタイルを把握し、科学的に導く(点数を上げる)
→子ども達をご家庭と協力して大人扱いすることで、精神的な成長を促す
⇒非日常的な『大人の雰囲気』を味わえる秘密の教室
学齢に応じた学ぶ環境をデザインできれば、帰納的な学習と演繹的な学習を無理なく自然にリンクさせることが可能です。
低学年指導と高学年指導(受験指導)は、細部に拘り、緻密に計算して初めて連動させることができます。
イデアスポット(idea spot)京都校では、
学ぶ内容や学齢ごとに環境をコーディネートしております。
日本初のカフェ併設学習塾というスタイルは、学ぶ環境をデザインする上で必要だからこそ生まれました。
IQKEYロボット教室『ロボキッズ』は1F小上がりスペース
会員制難関受験専門塾『エリオ(elio)』は2F教室
オンライン英会話教室『オレコ(OLECO)』は1Fオンラインルーム
『習い事』が『学習塾』に内包される時代
進学する学校選択の際に、気にする点が大学進学実績以外(「英語教育」「キャリア教育」「ICT教育」「21世紀型教育」などなど)に広がったことや、選抜方法の多様化が理由と考えられますが、『習い事』が『学習塾』に内包される時代となりました。
その中でも特に、
「英語教育」→英会話教室
「ICT教育」→ロボット教室
この2つの『習い事』が『学習塾』と相性が良いのは間違いありません。
「成績を上げる」というミッションは手放せない『学習塾』が英会話教室とロボット教室を内包できる理由は、"成績向上"や"志望校合格"に繋げられることです。
※プログラミングは時期尚早。いずれ教科と密接な講座が提供されるときが来るでしょうが、今現在存在するプログラミング教室が教科要素に影響を与えることはありません。
『習い事』と『学習塾』は効果を最大化できる環境が違う
という課題を一つの空間で解決しなければ、思うような効果が発揮されません。
オープンな環境で行われるべきか、クローズドな環境で行われるべきか。
保護者の方や一般の方からどのくらい見えるようにすべきか。
学齢によっても、地域によっても違うと思います。
『習い事』と『学習塾』のハイブリッド
これがイデアスポット(idea spot)が京都の地で出した答えです。
2018年度 京都中学入試最新情報
2018年度の京都中学入試情報をまとめました。
選抜方法が多様化しています。お子様に適した形で中学受験に臨めるとよいですね。
①教科選択入試
京都の受験において、4科必須の中学校がなくなりました。
もちろん4科受験は残っておりますが、2科・3科での受験が全ての学校で可能となったということです。
英語単科受験を行う学校も存在します。(京都聖母学院)
②自己推薦型入試【12校】
京都光華・京都聖母学院・同志社女子・ノートルダム女学院・平安女学院・大谷・京都橘・京都文教・花園・立命館・立命館宇治・龍谷大学付属平安
③適性検査型入試【6校】
※公立中高一貫校と同タイプの入試問題になります。
④思考力型入試【0校】
現在京都で実施をしている学校はありませんが、今後新しいスタイルの入試として増えてきそうです。
⑤インターネット出願実施校【13校】
東山・洛星・京都光華・同志社女子・ノートルダム女学院・平安女学院・大谷・京都学園・京都産業大学附属・京都橘・立命館・立命館宇治・花園
多様な選抜方法は多様な受験生を生みます。
そして、中学・高校内での多様性に繋がります。
加えて、一気に京都の中で広がりを見せたインターネット出願。
中学受験において、今まで以上に戦略的な対策・併願が必要となってくるということです。
イデアスポット京都校代表 竹山隼矢