関西中学入試における『英語』①

2018年度中学入試において、英語能力を合否の審査基準に加えている学校は関西でのべ58校。この数字ははたして多いのか、それとも少ないのか。

3年前まで6校しかなかったことを考えるといかがでしょうか?

急速な時代の変化です。

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【2018年度から新たに英語活用入試を導入する学校】

※入試科目に英語を課す学校・英語資格試験を判定に加味する学校を混合して列挙します。

《大阪》10校

梅花・追手門学院・香里ヌヴェール学院・常翔啓光学園・高槻・箕面自由学園城南学園・相愛・大阪国際大和田清風南海

《兵庫》7校

小林聖心女子学院・松蔭・親和・夙川学院報徳学園・愛徳学園・東洋大学附属姫路

《京都》3校

京都文教・大谷・龍谷大学付属平安

 

特に、大阪の高槻中学校や清風南海中学校のような難関校で英語選択型受験が行われることが、今後の関西での英語活用入試の流れを加速させるでしょう。

 

首都圏でも関西でも、公立中高一貫校が生まれたときと同じ流れが起きようとしています。今まで中学受験を考えていなかったご家庭が、中学受験を考えるきっかけとなりそうです。

 

小学校低学年時に海外から帰国した帰国子女達

今までの制度ですと、彼ら彼女らは帰国枠を使った中学受験もできませんので、中学受験をする場合は一般受験をする他ありませんでした。

しかし、英語という強力な得意分野を活かせるステージが準備され、その間口は年々広がっているのです。

 

幼少期から英語をしっかりと勉強している子ども達

今までは中学校に入ってから輝いていた子ども達かもしれません。小学校での英語教科化もあり、スポットライトがあたるのが早まりました。

一つの選択肢として、中学受験はありかもしれません。

 

今回このような情報を書いた理由は、知らないことで選択肢を減らしてほしくないからです。(イデアスポットに通う塾生だけではなく、全ての子ども達に、全てのご家庭に)

教育の情報は良い意味でも悪い意味でも多く溢れています。

その中でご家庭に必要な情報を的確に選択して伝えてくれる存在(講師)を見つける、という観点で塾選びをされるのもよいかもしれません。

全く知らなかった世界が目の前に広がるかもしれません。

『難関校合格』だけを追っていると見えない世界が中学入試にはあります。

 

イデアスポット京都校代表 竹山隼矢

https://idea-spot.net/