2021年度 関西中学入試③(高槻中学校)
女子を中心に人気が高騰している高槻中学校。
2021年度入試も最難関受験生が殺到し、A日程・B日程両方で男女ともに厳しい入試となっておりました。
その中で明確な特徴も見て取ることができましたので、来年度以降の参考にして頂ければと思います。
まずは募集要項を確認しておきましょう。
https://www.takatsuki.ed.jp/media/2020/10/takatsuki_admission_guide_2021-1.pdf
こちらの内容を確認すると、A日程は試験科目を「3教科型・4教科型」のどちらか選択することができます。
また、選抜方法は以下の通りです。
①4教科の合計点
②国語・算数・理科の合計点×1.25
③国語・算数・社会の合計点×1.25
(①・②・③のうち最も高い得点で判定)
つまり、3教科型で受験をした場合、②の合否判定点のみで判断されるということです。
では、実際の合格発表ページを見てみましょう。
数字の羅列で分かりづらいかもしれませんが、一万の位の数字が「3」の受験生は3教科型。「4」の受験生は4教科型です。
男子と女子で分けて合否は出されますので、性別ごとに見ていきましょう。
【男子】
143名合格
3教科型:66名(46%)
4教科型:77名(54%)
【女子】
95名合格
3教科型:19名(20%)
4教科型:76名(80%)
男子の割合についてはさほど差はないものの、女子の割合の差は顕著です。
受験生の平均点を比較すると理社で大きな差がないように見えるかもしれませんが、関西私立中学校の社会の問題は難関校といえど平易です。
女子で高槻中学校合格を目指す受験生は『社会』で取りこぼしをしないよう緻密に学習を進めましょう。
イデアスポット(idea spot)
代表 竹山隼矢