賢い勉強とは!?①

子ども達だけではなく、保護者の皆様にも読んで頂けますと幸いです。

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【宿題編】

『漢字を全て五回ずつ書いてきなさい』という宿題があります。

この宿題のメリット・デメリットを書き出し、“賢い勉強”を探ってみましょう。

 

《メリット》

・ストレス耐性をつけることができる。

・最低限の知識を身につけることができる。

《デメリット》

・すでに覚えている漢字も5回書かなければいけない。

・5回書いても覚えていない漢字もそれで終わりになってしまう。

 

“賢い勉強”をするためには、まず上記のメリット・デメリットを理解する必要があります。

メリットを享受したうえで、デメリットを解消する。

それが“賢い勉強”です。

 

「メリットを享受することが必修課題であり、デメリットの解消が挑戦課題である。」と考えてみてはいかがでしょうか。

メリットを享受する前に、デメリットを解消しようとしてはいませんか?

それは決して“賢い勉強”ではありません。

 

同じように出された『漢字を書いてくる』という宿題をするときに、このような考え方ができていれば、『漢字を覚えてきなさい』という宿題に対する行動が変化します。

どの様な宿題に対しても、客観的に整理して吟味してみることはとても大切なことですね。

 

さらに根っこの部分まで考えてみましょう。

宿題の目的を客観的に整理して吟味するためには、一体何が必要でしょうか?

それは、「賢くなりたい!」「100点をとりたい!」という気持ちに他なりません。

(その目的は様々だと思います。「将来こうなりたいから。」という長期の展望がある場合もあるでしょうし、「お父さん、お母さんに褒められたいから。」という短期の展望もあると思います。「◯◯中学校に合格するため。」という中期の展望もあるかもしれません。)

 

“賢い勉強”をするための第1歩は、自分にその気持ち(意欲)を持つことです。

「自分にはないなぁ…」と思って落ち込まないで。

「成長したい!」という気持ちは人間の本能です。

子ども達の心の中に隠れている成長意欲を発掘し、刺激し、共にじっくりと育てるために、我々はそれぞれの子ども達に適した意図のある宿題を提示し続けます。

 

イデアスポット京都校

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理科主任 吉本 格