京都の公立中高一貫受検(2019年度)

中学受験解禁日に実施される京都の公立中高一貫受検。

※実施されるものが「適性検査」のため、正式名称は受験ではなく受検となります。

2019年度は1/19(土)に実施され、合格状況も出揃いました。

① 京都市立西京高等学校附属中学校

② 京都府立洛北高等学校附属中学校

上記の2校を中心に2019年度の倍率分析を行い、2020年度の倍率を予測してみましょう。

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【京都市立西京高等学校附属中学校】

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2019年度の倍率は4.62倍

上記の表をご確認頂くと、2015年度・2016年度で大きな調整がかかっていることが分かります。

受検者が対策をしている子ども達に厳選されたとお考え下さい。

2017年度からは倍率の揺らぎがなくなっているので、2020年度受検も大きな変化なく4.5倍程度に落ち着くと考えられます。

《主な私立併願》

京都産業大学附属・東山・京都女子・龍谷大学付属平安・花園・京都橘・立命館・同志社女子

 

【京都府立洛北高等学校附属中学校】

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2019年度の倍率は3.59倍

上記の表をご確認頂くと、2016年度・2018年度で調整がかかっていることが分かります。
初年度の10.25倍から2年目の6.30倍と早期に大きな調整がかかっているため、その後はゆるやかに推移していることが見て取れます。

こちらも2020年度受検は大きな変化はないと予想されますが、4.0倍程度までは動いても不思議ではありません。

《主な私立併願》

京都女子・高槻・帝塚山・京都橘・東山・洛南高等学校附属・立命館・洛星・京都産業大学附属

 

ご参考までに、首都圏の公立中高一貫校の倍率を掲載しておきます。

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それぞれの学校に特色がある(校風も問題も)ので、難易度は偏差値などで簡単には計れません。

「この学校は入りやすい、あの学校は難しい」などの議論は数値根拠を探ることができず、不毛です。

 

注目しておく必要があるのは、受検生の特徴です。

一緒に適性検査を受検するライバル達が、「私立受験の勉強をしているかどうか」は重要です。

本記事に記載した《主な私立併願》をご覧頂くことで、受検生の気質を読み取って頂けるのではないでしょうか。

 

イデアスポット京都校

代表 竹山隼矢

idea-spot.net