台湾で英語公用語化

先日、台湾政府が中国語に加えて英語を公用語とする政策を来年度からスタートさせることを発表しました。台湾では2001年に小学校5年生からの英語教科化が始まっており、2005年にはそれが小学校3年生からに早められました。こうした学校英語教育の変化に合わせて放課後の英語塾や英会話スクールも賑わいを見せており、台湾での英語教育熱の高まりは日本でも英語教育関係者の間で注目を集めています。

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私自身も以前、「最近の台湾では小さいころから週に何時間も英語塾に通っている子がたくさんいる」という話を台湾の留学生から聞いていたこともあり、台湾がどんな変化を遂げているのか興味を持っていたところではありました。

 

ただ、今回の英語公用語化の背景には、「国際競争力」とか「グローバル人材」といった「おカネの話」だけでなく、英語教育改革をより推し進めようというような側面もあるようです。

つまり、必ずしも台湾での英語使用実態の変化が公用語化を要請しているわけではないのです。日本と比べると約20年も早く小学校の英語教科化を進めた台湾ですが、もしかすると低学年からの英語教科化が思ったほどの成果を上げていないという実情があるのかもしれません。

 

であるならば、英語公用語化の前にやるべきことは一連の教育改革の効果の検証であり、おそらくそのような議論がこれから出てくることになるでしょう。それは日本にとって多くの示唆を与えてくれるものになるはずです。また、もし英語が本当に公用語となった場合どのような変化が起こるのか。それについても、注視していく必要がありそうです。

 

イデアスポット京都校

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英語科主任 山﨑謙介

「Pepper プログラミング夏期体験講座」in京都

東京会場に続き、8/22(水)に「Pepper プログラミング夏期体験講座」in京都 がイデアスポット京都校で実施されました。

www.softbank.jp

実際の学習塾環境下での講座実施でしたので、東京会場とも全く違う雰囲気です。

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すでに中学受験算数内容である「周期算」を学習済みの子ども達が多く、事前に実施した確認問題の正答率も70%以上と高めでした。

※東京会場は60%弱程度の正答率

 

《授業の流れ》

① 問題を解く

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② 問題の解説(竹山)

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③ 要素分解→プログラミング(川村)

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上記の流れで、プログラミングを通して中学受験算数の理解を深めます。

中学受験算数では、『解けているが、理解できていない』ということが多々あります。

"解き方を知っているから正解しているにすぎない"という状態ですね。

なぜ解けているのか分かっていない状態とも言うことができます。

このような状態を脱して、理解度の伴った再現性の高い状態になるために、プログラミングが一役買うというわけです。

 

「この式の意味が初めて分かった!」

「余りの周期の考え方が分かった!」

「うるう年の処理は分けて考えると分かりやすい!」

などなど、プログラミングを通して深い学びを得ることができましたね。

事後の確認問題の正答率も94%と飛躍的に向上し、我々授業担当者も驚かされました。

 

Pepperをはじめとしたロボットは、良い意味でも悪い意味でもプログラミングされたこと"しか"できません。

プログラミングされたこと"しか"できないからこそ、教育との相性は良いと考えております。

 

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代表 竹山隼矢

「Pepper プログラミング夏期体験講座」in東京

京都に先立ち、まずは東京で8/10(金)に「Pepper プログラミング夏期体験講座」が開催されました。

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【講座内容】

人型ロボット「Pepper」とプログラミングツール「Robo Blocks」を使い、中学受験算数の問題をプログラミングで理解することを行います。

《プログラミングで解く周期算》

周期算とは規則性のある並びから答えを見つける算数の問題です。夏期体験講座では、周期算の中でも特に日暦の問題を扱います。例えば、「ある年の6月23日は火曜日です。8月5日は何曜日ですか。」という問題です。答えが一つずれやすい問題の代表格ですが、答えがずれてしまう原因は何かプログラミングで要素分解して原因を探求します。

夏期体験講座では、受講者が「先生」、Pepperが「生徒」となり、正しく理解したものをPepperにプログラミングで教えることを行います。

 

【中学受験算数パートを竹山が担当】

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基本問題から応用問題(入試問題レベル)まで、中学受験算数のスペシャリストとして授業して参りました。

自発的な深い学びを継続するためには、その学びとの出会い方がとても重要であると考えております。

今回の講座が中学受験算数・プログラミングとの良き出会いになりますと幸いです。

 

【京都会場 案内】

開催日時:2018年8月22日(水)

 AM 10:00~12:30

 PM 14:00~16:30

開催場所:イデアスポット京都校2F

京都市上京区河原町通今出川上る青龍町252番地

 

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代表 竹山隼矢

イデアスポット(1F)にコーヒースタンドを併設している理由②

前回の記事では、イデアスポット全体の建物・講座構造を述べ、"気軽さ"をテーマとして空間デザインしたことを記述しました。

今回は習い事部門とコーヒースタンドが併設されている1Fの空間で生まれる教育効果に関して述べていきます。

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①IQKEYロボット教室『ロボキッズ』

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小上がりで授業が行われ、周りを取り囲むように保護者の皆様が授業を見ることができるスタイルです。

主な対象は小学1年生〜3年生のため、「お父さん・お母さんに作ったものを見て欲しい!」という気持ちが子ども達の中にあります。

 

上手くいかなかった改造のロボットでも子ども達が逐一見せに行く姿を見ていると、そのときにかける言葉で次の行動が変わるということが実感できます。

常に授業参観することができるスタイルだからこそ、間違うことをその場ですぐに肯定することができるわけです。

 

その時に、保護者の皆様もリラックスしていることが大切だと思っております。

ずっと授業を一生懸命見ている必要はなく、コーヒーを飲むなどして気楽になさっていて下さい。

力まずに本心で子ども達に「失敗しても大丈夫だよ」と言ってあげて下さいね。

 

②オンライン英会話教室『オレコ(OLECO)』

https://idea-spot.net/oleco.html

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オンライン英会話の授業自体は1F奥にあるオンラインルームで行いますが、プリント学習などに関しては扉も開けてオープンに行います。

※オンライン英会話接続中は扉を閉めて雑音をシャットアウトします。

 

京都という地の特性かもしれませんが、コーヒーのお客さんには外国人の方々が多いです。

「ちょっと英語でしゃべってくる。」と、自分たちの英語がリアルでどれほど通じるかどうか試しに行く子達もいます。

どこからともなく外国人旅行者・留学生が出入りする特別な教育空間はイデアスポットだけかもしれません。

 

 

「一体どんな雰囲気なのかな?」という気軽な気持ちでイデアスポット(1F)に足を運んで頂けますと幸いです。

 

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代表 竹山隼矢

イデアスポット(1F)にコーヒースタンドを併設している理由①

「なぜ1Fフロアにコーヒースタンドを併設しているのか?」

「なぜそのスタイルが京都の地で受け入れられているのか?」

イデアスポットを見学された同業の方々が一番疑問に思われる部分だと思います。

そちらに関して、いくつかの記事に分けて説明をしたいと思います。

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まず、大前提から。

イデアスポットはよくあるカフェ風の学習塾とは全く違います。

そのことは愛知の國立先生が書かれたブログが一番分かりやすいかと思いますので、こちらにリンクを貼っておきます。

ぜひご一読下さい。※1年以上前の記事ですので、当時とは掲示などが異なります。

sakura394.jp

 

イデアスポット全体の構造は以下の通りです。

【1F:習い事部門】

IQKEYロボット教室『ロボキッズ』

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オンライン英会話教室『オレコ(OLECO)』

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【2F:学習塾部門】

会員制難関受験専門塾『エリオ(elio)』

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国際人養成英語講座『アイエルフ(iELF)』

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"習い事"と"学習塾"は明確に違います。

"学習塾"っぽい雰囲気で"習い事"をしても効果は薄いでしょうし、"習い事"っぽい雰囲気で"学習塾"をしてもこれまた効果は薄いでしょう。

 

習い事のほうが学習塾よりも気軽に始めることができます。

無限の可能性を持っている子ども達に、「まずはやらせてみるか。」と始めるのが習い事と定義しております。

適しているかどうかを試すためにやることですから、深く考える必要は全くないのです。

1Fの習い事部門にコーヒースタンドを併設している最大の理由は、気軽さの演出です。

 

「大人がカフェでコーヒーを飲むように、子ども達は気軽に習い事をしてほしい」

保護者様向けの言葉ですと、「子ども達に気軽に習い事をさせてあげてほしい」

何が得意なのか、何が不得意なのか、それさえも分からない低学年時から学ぶ選択肢を少なくする必要は全くありません。

フィットすれば続ければよいと思いますし、フィットしなければ別の習い事をしてみればよいと思います。

この考えを言葉通り表現すると、空間としてこうなったということです。

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もちろんレイアウトなどは開校してから最適化するために時間を要しましたが、良い形に落ち着いてきたという実感があります。

 

計算外のことは様々起きております。

しかし、そのほとんどがプラスの計算外。

次回以降の記事では、その計算外の部分を書いていきたいと思います。

 

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代表 竹山隼矢

『プログラミング』が小学校で必修化される理由とは?【顧問:川原田康文】

私たちの暮らしは、今まさに劇的な転換期に差しかかっています。

AI(人工知能)などの技術が発展することで、産業革命以来の大きな変化がまもなく訪れ、今の小学生たちが生きていく未来は、私たちがこれまで営んできた社会とはぜんぜん違うものになるでしょう。

そうした変化に対応できる人間を育てるために、教育も大きく変わろうとしています。

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「みんな等しく、同じ時間内に、同じことができる」ことを目指した現在の学校教育は、そもそも明治政府が定めた方針で、日本人の識字率向上に大きく貢献しました。

戦後、占領軍として来日したアメリカ人も驚いたと言います。しかし、これからの時代に必要なのは「自ら考え、創造する力」だと言えます。

プログラミングというと、難解なコンピューター言語を覚えたり、パソコンで高度なプログラムを組んだりする光景を思い浮かべていませんか?

 

実は、2020年度から導入される授業内容はそういうものではありません。

「どういう指令を出したら、コンピューターが正確に動くのか」「エラーの原因は何なのか」ということを、一つ一つ検証して、考え・間違いに気付ける力。「こうしたら、ああなるはず」と予測できる力。それらを養うのが、プログラミング授業の目的です。

今回小学校で必修化として実施されるプログラミング教育は、「考え方」を学ぶ授業になります。

プログラムを組んだ後に、その内容を一つ一つ文章化する作業は作文能力につながりますし、さまざまな角度から物事を検証するトレーニングは、理科の実験に通じるものがあります。

教科化ではなく必修化ですから、「国語」「算数」「プログラミング」と、独立して並び立つわけではありません。“国語的なこと”、“算数的なこと”をプログラミングを通して総合的に学ぶイメージでしょうか。

教科学習と重複する部分は、既存の教科の時間を使ってプログラミングを学ぶことになる予定です。現段階では、算数の「図形」の単元や理科の「電気」の単元に含める方向で検討が進んでいるようです。2020年度のスタート時点では年に数時間程度と、授業時間も少なく設定されるでしょうが、成果によっては徐々にプログラミングに割く時間も増えていくでしょう。

ソフトバンクニュースインタビューより引用

時代に最適化した教育を提供する一つの手段としてプログラミングがあるわけです。

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公教育領域とは異なり、私教育領域では講座の内容に関する自由度も格段に上がります。

中高の部活動で実施されているレベルの講座、一般企業と連携したスペシャルな講座、受験・受検に直結する内容の講座構築が可能であると考えております。

ご期待頂けますと幸いです。

 

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顧問 川原田康文

関西・首都圏・海外 全ての受験に対応可能

今の子どもたちが生きる未来は今とは大きく様変わりするでしょう。

メディアや学校からご家庭に提示される進路選択肢も多くなり、ご家庭の進路希望は広く散るようになってきたように感じます。

加えて、『高専→一般大学への編入』『英語資格試験活用入試』『プログラミング入試』といった入学手法も多岐にわたるわけですから、我が子の進路をイメージする保護者様は情報集めが大変です。

※『高専→一般大学への編入』は学年がずれる場合があるので注意が必要です。

 

イデアスポットには、それぞれの部門に専門性の高いスタッフが揃っております。

関西・首都圏・海外問わず、全ての受験に対応可能。

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(例)

・現在関西に住んでいるが、中学校進学を機に関東に引っ越す予定なのですが…

・小学2年生のときに帰国したので、帰国枠中学受験ができません…

・日本の大学系列の海外高校を受験したいのですが…

・小学校から内部進学しますが、どこかのタイミングで長期留学を検討しています…

・プログラミング能力を受験に活かすことはできるのでしょうか…

etc.

 

上記のような細かくも重要な疑問・質問・要望に的確にお応えすることができます。

京都に住んでいるから、京都の小学校・中学校・高校・大学という選択肢しかないわけではありません。(東京も同様です)

 

対象の子ども達が輝ける学校や異国の地があるのであれば、たとえ遠方であったとしてもご紹介します。

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視野を広げて、お子様の進路選択肢を増やしてみませんか?

お子様に合う進路、お子様に適した入学方法、それらをご家庭の方針と照らし合わせながら考えていきましょう。

 

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代表 竹山隼矢