2019年度中学入試問題を読み解く(開成中・高槻中 算数)
2019年度の中学入試も関西・首都圏全て終了し、分析が進んでおります。
分析中に感じた特徴的な問題変化を、関西・首都圏を連動させて少しだけブログでもご紹介させて頂きます。
※問題・解答の詳細はこちらのサイトからご確認下さい。→
文章量に圧倒された受験生が多かったかもしれませんが、読み解くとルールは決して難しくありません。
大学入試改革の趣旨に則った、時代にフィットした問題と言えるでしょう。
関西の中学入試問題でも、高槻中学校の問題の文章量が増加しており、考え方を書かせるスタイルに変化していました。
今回私がお伝えしたいことは、「長文問題が増えてきたから、しっかり読む練習が必要不可欠です。」ということではありません。
来年受験のご家庭に対しては、むしろ逆かもしれません。
なぜなら、これらの特徴的な問題は合否を分けていないからです。
反復練習で身につけることが可能なオーソドックスな問題で得点を重ねれば、合格点に届いています。
そこは冷静に2020年度の合格を掴む戦略として、『今までのスタイルを崩さない』ということが重要ではないでしょうか。
しかし、現在小学校2年生・3年生のお子様が中学入試に挑む際は、上記の問題が合否を分ける問題に変わっている可能性が多分にあります。
受験をするタイミングによって、問題が変化し、対策が変化する激動の時代。
そして、難関校ほど時代の変化に柔軟に対応している現実。
さて、今目の前にいるお子様にはどの様な教育が必要なのでしょうか?
十人十色なので決して一律ではありません。
様々相談しながら進めていきましょう。
イデアスポット京都校
代表 竹山隼矢