2018年度関西中学入試分析④

2018年度関西中学入試分析の最終回です。

これまで、以下の内容を数値データを用いてお伝えしてきました。

①では初日の出願に関して

②では京都の大学附属校(同志社立命館)に関して

③では難関進学校の人気の高まりに関して

 

英語入試に関しては別の記事(関西中学入試における『英語』)で今後も深めることにして、最終回は『自己推薦型入試』に関してまとめていきます。

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【2018年度実施校】

《大阪》18校

大阪薫英女学院(特別推薦入試)・大阪女学院(国際特別入試) 金蘭会(K方式)・堺リベラル(特別選抜入試)・樟蔭(Challenge入試)・城星学園(J方式)・アサンプション国際(アピール入試) 追手門学院大手前(志入試)・大阪学芸高等学校附属(特技・英語資格入試)・ 近畿大学附属(21世紀入試)・賢明学院(T方式) 香里ヌヴェール学院(ヌヴェール入試)・常翔啓光学園(未来入試)・東海大学付属仰星(自己推薦)・浪速(AO型入試)・羽衣学園(自己表現入試)・初芝立命館(きらめき入試)・早稲田摂陵(活動実績型)

 

《兵庫》7

甲南(I期b方式)・報徳学園(特色入試)・神戸山手女子(Y方式・G 方式)・武庫川女子大学附属(M方式)・百合学院(L方式)・芦屋学園(自己推薦型入試)・夙川学院(グローバル・ポテンシャル入試)

 

《京都》12校

京都光華(特推入試・英語特推入試)・京都聖母学院(自己推薦)・同志社女子(自己推薦)・ノートルダム女学院(自己推薦)・平安女学院(自己推薦)・大谷(AS入試)・京都橘(VP入試)・京都文教(自己推薦型)・花園(フラッグシップ)・立命館(前期A方式)・立命館宇治(自己推薦・SA・i推薦・内申型)・龍谷大学付属平安(前期A入試)

 

《奈良》3校

育英西(自己推薦入試・英検重視入試)・智辯学園(自己推薦)・西大和学園(21世紀型特色)

 

《和歌山》1校

初芝橋本(自己推薦入試)

 

《滋賀》3校

近江兄弟社(自己推薦)・比叡山(一隅入試)・立命館守山(かがやき入試)

 

実施校の多少の入れ替わりはあるものの、近畿大学附属(21世紀入試)をはじめとする6校が新たに『自己推薦型入試』を実施しました。

2009年度入試では関西で13校のみの実施に止まっていた『自己推薦型入試』が、2018年度入試では44校で実施されています。

 

最近のトレンドである英語活用入試の影に隠れてしまっていますが、『自己推薦型入試』も顕著に増えているのです。

英語だけが特殊技能ではありません。(英会話を学習する外部環境がこれだけ整えば、習い事として鍛えやすい技能として捉えられるのは仕方のないことです。)

改めて子ども達の特徴や長所に目を向けてみようではありませんか。

 

一般入試だけが合否の物差しであった時代は過ぎ去りつつあります。(全ての入試において)

しかし、誤解のないように追記しておきます。

中学受験における王道はまだ一般入試です。

それぞれの中学校が求める水準の一般学力を子ども達が磨きつつ、子ども達に関わる大人(保護者様・塾講師・学校教諭)が適切な情報を持って選択肢を増やす。

これぐらいの温度感で『自己推薦型入試』を捉えるとよいかと思います。

決してメインではありません。

 

いかがでしたでしょうか?

2018年度関西中学入試に関して4回に分けてお伝えしてきました。

必要な情報を取捨選択し、ご家庭の受験に情報を活かして頂けますと幸いです。

全ての子ども達が、自分に合う学校に導かれることを切に願っております。

 

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また、資料の説明保護者会を5月下旬に予定しております。

 

イデアスポット京都校

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代表 竹山隼矢