オンライン教材に触れて感じること

 昔から通信教育というものが存在していました。毎月毎月教材が送られてきて、それを解いて送るという学習方法です。実際にそれらの教材をためずに計画的に学習を進められる子ども達がどれだけいるのでしょうか?昨今、通信教育をしている会社が学習塾と提携をして学習塾でフォローをしたり、専用の質問場を準備したり、対策を進めています。これらの動きから、”顔が見えない教育には限界がある”ということが分かります。

(よく分からないままに通信教材のフォローをさせられている学習塾は本当に大変です。塾講師は暇ではありませんから。)

 

 動画の講座も同様、受講生をフォローする人間が身近にいることが必須条件となります。どのような教材・コンテンツを使用するとしても、『やりっぱなしにさせない』ということが一番大切なことだと思います。

 

 オンラインの教材を提供するだけでは不十分(教材を提供することだけを考えている企業が多いです!)。その教材を使って、誰が、どこで、どのように、子ども達の未来を描くのかというところまで考えないといけません。安価なオンライン学習が巷にあふれるようになりました。本当にその教材でよいのかを検討すると同時に、誰が、どこで、どのように、学習をサポートするかを確認するとよいと思います。本当に家でできるのでしょうか?本当にそれで力はつくのでしょうか?それで力がつくのであれば、通信教育はもっと盛り上がっていてよいのではないでしょうか?なぜ衰退したのか、教育も過去から学ばなければなりません。