子どもの成績は遺伝なのか?

 ネット上には様々な意見があり、あるサイトでは『遺伝である』、別のサイトでは『環境によるものであり、遺伝ではない』とされています。やはり極端な意見が多いようですね。

 遺伝要因が0ではないでしょうし、環境要因も0ではないと私は考えています。全ての事象にメリットとデメリットがあるように、成績に関しても遺伝要因と環境要因が複雑に絡み合い、バランスを取っています。指紋がユニークであることから分かるように、持って生まれてくるものはユニークです。各々の持つユニークな才能を最大限引き出すために必要なものが教育であり、それに伴う環境だと考えています。

 環境の種類というのはとても大切で、選択肢が多ければ多いほど迷うかもしれませんが豊かです。イデアスポットを京都に設立した理由は、京都に教育の選択肢が少ないからです。

 

A 中学受験塾

B 高校受験塾

C 英会話教室

D サイエンス教室

 

 こういった一般的に教育機関と言われる場所は京都にもたくさんありますが、どこも似たり寄ったり。ここから派生した存在が京都に必要なのです。『◯◯な中学受験塾』『△△な高校受験塾』『□□な英会話教室』『☆☆なサイエンス教室』というような独自の色を出した教育機関が存在しない。難関校の合格実績だけの受験塾、ネイティブ講師が教えているだけの英会話教室、楽しさだけを求めたサイエンス教室、そのような教育機関が数を増やしたところで子ども達の選択肢(種類)を増やしていることにならないのです。

 

 地域や子ども達を豊かにするのは"教育の種類"です。

 環境はまだまだコントロールできる。遺伝はコントロールできますか?

 遺伝は過去、環境は未来。

 どちらに目を向けて教育を考えていきましょうか?

 イデアスポットは後者に目を向け、京都の子ども達に環境の選択肢を増やします。

 

 もし、今お子さんの成績が奮っていないと感じられているのであれば、具体的に改善が可能な学習環境を改善することを考えましょう。ご家庭でできることと、教育機関に任せるところのバランスを取りながら、身近な学習の専門家に相談し、今からできること・今しかできないことを具体的に検討していきましょう。

 

https://idea-spot.net/

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なぜカフェを併設することで、場の学習効率を高めることができるのか?

【謝辞】

イデアスポット京都校に興味を持って下さった皆様、有難うございます。

そして、あえて文字数を多くしたチラシの文言を熟読頂きましたこと、大変嬉しく思います。

それでは、解答をご確認下さい。

※チラシの問題をご覧になっていない方はこちらをご覧下さい。

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【問題の解答】

《ヒントより》

「人がいるということが一般には集中を妨げる要素と考えられますが、果たして本当にそうでしょうか?」

→常に学習を妨げる要素とはなりません。科学的には逆の効果を得られることが分かっています。

様々な研究結果から、人間が一番集中できるノイズは70dB(デシベル)と言われています。(図書館は50dB、カフェは70dB、電車の中は85dB)

イデアスポット京都校では、70dBの環境を人工的に作るために一部カフェを併設しました。

雑音を作り出す作業は意外と難しいものです。可能な限り自然な雑音で70dBを実現しています。

 

「得意教科と苦手教科では、学習の仕方が根本的に違います。さて、どの様な違いでしょうか?」

→「集中できる」=「得意・好き」と定義します。得意教科は70dBの環境下で、苦手教科は50dBの静かな環境下で学びましょう。

人間が誘惑に弱いということは皆様ご存知の通り。苦手と向き合うときは、言い訳になりうる要素を排除していく必要があります。科学的に70dBが最も集中できると証明されていたとしても、全てに適した環境ではありません。

既存の学習塾は過剰にクローズドにしているため、得意を伸ばすためには静かすぎるということです。

イデアスポット京都校では、70dBの環境と50dBの環境両方を区画を分けて準備しました。

「得意教科は70dBの環境(小上がり自習スペース)で、苦手教科は50dBの環境(オンライン学習ルーム)でやりましょう。」とアドバイスしています。オンラインルームには学習ファシリテーターが常駐しますので、子ども達も安心して苦手教科に立ち向かえます。

 

「学齢によって学ぶべき内容とそれに必要な環境が違います。さて、どの様な違いでしょうか?」

→年長〜小3の時期に帰納的な学習を経験しましょう。演繹的な学習は今の日本の教育システムなら、いつでもどこでも経験できます。

学問もスポーツも体系化が進むにつれて、試行錯誤(トライ&エラー)を学習者にさせずともスキルを育むことが可能になりました。しかし、これからは問いも答えも内から生み出していく時代。帰納的な学習の重要性は増すばかりです。

イデアスポット京都校では、IQKEYロボット教室『ロボキッズ』・オンライン英会話教室『OLECO』で帰納的な学習を提供

講座の実施環境に関しては、「得意or苦手」という枠組みではなく、「教具と教科の特性」で決定しています。

IQKEYロボット教室『ロボキッズ』:小上がり(70dB)

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オンライン英会話教室『OLECO』:オンライン学習ルーム(50dB)

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《ご家庭では》

「リビングで勉強すると良い」という話をよく耳にすると思います。この説は、半分正解・半分不正解とお考え下さい。上記の通り、全ての学習に適した環境というものは存在しませんので、ご家庭でもスペースの使い分けをして頂くと効果的な学習が実現できます。

オススメは「得意教科はリビングで学習し、苦手教科は静かな自分の部屋で学習する」ことです。※自分の部屋は誘惑の少ない環境にしましょう。

 

【最後に】

当塾では現在教科教育(国・算・理・社)を行っておりません。教科教育を行う学習塾は数多あるからです。しかし、幼児期の教育(中学受験に強く繋がる学び)や最新オンラインコンテンツを使用した教育(中学入試や高校入試での新しい合格方法を提示する学び)を本格的に、科学的に考えて提供している学習塾は他にはありません。

設立間もない学習塾のため、講座の種類が多いわけではありませんが、全てこだわり抜いた講座です。一味違う環境で、二味違う教育を我が子に授けてみませんか?

お会いできることを楽しみにしております。

 

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イデアスポット京都校

代表 竹山隼矢

オンライン英会話の選び方(3つの判断基準)

『聞くだけで英語は習得できる』とか『言葉は右脳で学ぶもの』とか、耳当たりの良い言葉や科学的に根拠のない俗説が溢れる英会話業界。「マーケティングだけで売ってやろう!」という教育からはかけ離れた思惑から生まれた偽物コンテンツが本当に多く存在します。

今回の記事では、「弊社(イデアスポット)で扱っているOLECOは素晴らしい!」ということを書きたいわけではありません。英語学習の狙いや目的によって選択すべきコンテンツは変わるということを伝えたいと思っております。

判断基準を大きく3つにまとめました。

 

【3つの判断基準】

①通信インフラがskypeか否か

skypeを使用している場合、オンライン英会話は非常に安価で提供されます。

通信環境を他社に依存しているものは自社で通信のクオリティコントロールが不可能です。skypeの機能枠内でしかサービスを拡充できません。

 

②学習指導要領準拠?独自カリキュラム?

「独自カリキュラム」なかなか良い響きです。ずっと同じオンライン英会話コンテンツを使用したり、同じスクールに通うのであれば問題ありません。しかし、合わずにやめるということが起こり得ます。そうなったときに、オールリセットとなってしまうと考えて下さい。

「学習指導要領準拠」こちらも良い響きです。学習指導要領に準拠していれば前述したようなオールリセットにはなりません。どの部分を学習したとしても、教科書に必ずフィットするところがありますので。しかし、母語習得と第二言語習得のスキル習得順序は完全一致ではありません。科学的に完全に理にかなっているとは言えないでしょう。

 

③先生が欧米人?フィリピン人?

人間なので一概に「こうだ!」とは言えませんが、教え方に国民性の違いが少なからず出ます。

欧米人が先生の場合、完全にネイティブの発音(イギリス・アメリカ・オーストラリアで多少異なる部分はある)でレッスンが受けられます。中級者・上級者向けと言えそうです。こちらが分からない場合、レベルを下げて対応されることが多々あります。

オンライン英会話に多いフィリピン人の先生の場合、彼ら彼女らは粘り強く教えてくれるという特性があります。フィリピンの先生達も第二外国語として英語を身につけたわけです。つまり、「分からない」という気持ちを理解・共感してくれます。8人家族・9人家族が当たり前の国で育ったという理由もあるのかもしれません。初級者・中級者向けと言えそうです。

 

学習塾でもオンライン英会話授業を始めるところが今後増えていきます。

ご自分の。そしてお子様の英会話学習環境を選択・決断する際の参考にして頂けますと幸いです。

 

イデアスポット京都校

代表 竹山隼矢

https://idea-spot.net/oleco.html

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『OLECO』で国際交流

イデアスポット代表の竹山です。

今回はオンライン英会話システム『OLECO』のお話。

 

スピーキング以外でも塾生たちは国際交流を楽しんでいます。

メール文をローマ字を駆使して作成、絵文字もかわいく入れて送信。

「授業楽しかったです。」という内容の文面。

先生も嬉しいですね!!

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教育は人と人の心を通わせながら行うものです。

ICTの発達により、遠方の先生と交流をすることが可能となりました。

遠くても心は通う。距離は関係ない。

『OLECO』はとても"温かい"オンライン英会話システムです。

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子ども達の未来を、保護者の皆様と一緒に考えるための『塾生情報誌』

イデアスポットでは、中学入試・高校入試・大学入試の深い情報を塾生保護者の皆様にお渡ししています。その理由を述べておこうと思います。

 

情報過多の現代、何が正しい情報で何が間違った情報かを判断することが難しくなっています。教育の情報も同様、様々なメディアで発信されているものには「主観が入っているな」と感じることが多いです。

 

会ったことのない人の意見に我が子を託すことができますか?

ネットの情報を鵜呑みにして、我が子の道を選択しますか?

 

「中学入試?」「高校入試?」「進学校?」「付属校?」などなど、保護者の皆様は自問自答することがあると思いますが、全て一長一短です。その中で我が子に、家庭の教育方針にフィットする選択をする。とても難しいことです…

 

イデアスポットで竹山が行っているのはそのお手伝いです。

『判断をするための数値資料』

それがイデアスポットの塾生情報誌です。

塾生情報誌②は1月に発刊致します。(すでに完成しておりますので、年内でもお渡しすることができます。)

塾生保護者の皆様、子ども達の未来を一緒に考えていきましょう!

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基礎学力『は』優れている日本人

2016年12月6日にPISA2015年調査結果が公表されました。

この結果を参考にして様々な策を国として講じていくわけですから、子ども達の未来を考えるにあたって無視できない調査結果です。

 

OECD加盟国中の順位を以下に記します

 

【科学的リテラシー

2012年調査:1位 2015年調査:1位

【読解力リテラシー

2012年調査:1位 2015年調査:6位

【数学的リテラシー

2012年調査:2位 2015年調査:1位

 

PIAACというOECDが実施している調査をご存知でしょうか。

こちらは16歳から65歳の男女を対象とした成人技能調査です。

日本人は読解力と数的思考力のテストにおいて世界1位という素晴らしい結果を出しているのです。

 

日本人は基礎学力において大変優れています。

”基礎学力において”です。外的なテストで計測できることからも分かるように、基礎学力は時間をかけたり、負担を強いたりすればつけることが可能です。

基礎学力はPISAやPIAACの順位を上げるためにつけるものではないですし、中学・高校・大学に合格をするためだけにつけるものでは決してありません。

(中学・高校・大学の入学試験問題の大半がそうなっているので仕方ありませんが。)

 

2020年の大学入試改革による入試問題の変化が、PISAやPIAACの日本の順位に大きな影響を与えると思います。しかし、そんな中でもブレない教育を提供している素晴らしい学校や塾があることを忘れないで下さい。

そんな学校や塾を見つけられるかどうかは保護者の方々の情報収集力や行動力にかかっています。

単純に基礎学力をつけるだけの学校や塾は、これから必要とされるのでしょうか?どの様にその基礎学力をつけてくれるのか、どこまで『勉強』というものの本質を理解しているか、我が子を預ける場所はシビアに選びましょう。

基礎学力のつけ方によって、その基礎学力の使われ方が変わります!

 

学習塾イデアスポットでは現在2つのコンテンツを提供しています。

IQKEYロボット教室『ロボキッズ』 対象:年長〜小3

オンライン英会話『OLECO』 対象:小学生・中学生

学習の効果測定が難しいロボット・英会話だからこそ、授業の透明性を意識した教室の作りとなっています。(カフェ併設)

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大学入試の変化に伴う英検の変化

2016年度第1回検定より、英検の2級に英作文(ライティング)が出題されます。

スピーキングと同様、日本人が避けていたところでしょう。避けていたという表現は正しくないかもしれません。正しくは、『避けさせられていた』でしょうか。

大学で出題されている問題が空欄補充や記号選択ばかりであれば、解く側もそのタイプの問題に慣れ、そこに対する力しか磨きませんから。

 

日本人がアジア最下位の英語力と評価されているのは、スピーキングやライティングが評価の軸とされたからにすぎません。良い問題とは思いませんが、空欄補充や記号選択の試験で戦ったら、日本人はきっと上位だと思います。

 

日本での英語の評価軸がスピーキングやライティングに移行しているということは、ここから日本人の追い上げが始まるということだとポジティブに捉えています。

 

この変化にイデアスポットはOLECOで関わります!

OLECOのテキストは英作文中心に作成されており、スピーキングで練習したフレーズを書くという流れで学習できます。

言えるようになってから、書けるようになる。

言語を習得する流れとして、とても自然だと思います。

https://idea-spot.net/oleco.html

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